代表ご挨拶

旧都立八王子小児病院 院長 都立府中療育センター 元院長 深津 修

東京療育ネットワークは、平成20年7月東京多摩地域で、障害児を対象に治療を行っている小児科医師達によって設立された「多摩療育ネットワーク」に起源があります。今都内には推定で約4,300人の重症心身障害児(者)がいると言われております。その内施設入所者は、約1,300人で、約、3,000人は、在宅で生活していることになります。施設入所待機者は、約650人で年間退所者が10数人ですからほとんどの重症心身障害児者は、入所ができません。したがって在宅の重症心身障害児(者)をいかに支えていくかを考えていくことが急務であることは間違いありません。東京都には療育関連施設も多く、小児医療側との連携も一見上手くいっているようですが、医師個人レベルでの連携が主であり必要に応じて対応しているのが現状です。また中核病院の小児科との連携においても、これらの療育施設との関わりは多くはありません。この様な観点から東京療育ネットワークは、発足し以下のような活動を行っております。

  • (1)参加会員が、東京地域の療育問題を検討し情報を共有する。会員はメーリングリストに登録され、症例検討、相談、患者紹介などを行う。
  • (2)参加施設が機能に応じそれぞれの役割分担を明確にする。
  • (3)現在ある小児医療側や療育施設の医療資源を有効に活用する。
  • (4)在宅医療に向けた、かかりつけ医制度の確立やそのための診療報酬の改善、新たな補助金制度の創設、訪問看護制度の充実などによる親への介護支援策を推進する。
  • (5)中核病院小児科の連絡会への参加を推進する。
  • (6)長期的には行政の援助によるグループホーム・ケアホーム等の増設と療育施設と介護施設の連携を推進する。

会員は、メーリングリストに登録され、規約に則った範囲で自由に会員同士のコミュニケーションを行うことができます。会費も無料です。 現在会員は医師・歯科医師分科会と看護師・保健師分科会の2分科会しかありませんが、今後分科会を増やす方向で検討しています。重症心身障害児(者)の療育に関心のある皆様の入会をお待ちしております。